腰痛の原因は悪い姿勢?正しい姿勢で痛みを軽減しよう!

多くの人が経験する腰痛。その原因は様々ですが、日常生活での「悪い姿勢」が腰痛の大きな原因の一つであることを考えますか?

本記事では、悪い姿勢がどのように腰痛に影響を与えるのか、そして正しい姿勢で腰痛を予防・改善する方法について詳しく解説します。

目次

腰痛になる悪い姿勢6選

腰痛なる悪い姿勢6選はつぎのとおりです。

  • 猫背
  • 前屈みの姿勢
  • 骨盤が後ろに倒れた座り方
  • 片足に重心をかけた立ち姿勢
  • 足を組んで座る
  • 過度に反った姿勢

以下に解説します。

1.猫背

猫背は、腰痛を引き起こす最も一般的な姿勢の一つです。背中が丸くなり、肩が前に出た状態になると、背骨の自然なカーブが崩れ、腰に余分な圧力がかかります。

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で、無意識に猫背になることが多いです。

対策としては背筋を伸ばし、椅子に深く座って背もたれを活用し、自然な背骨のカーブを保つことが重要です。

2.前屈みの姿勢

座っているときに体が前に傾いている状態、特にデスクやパソコンに向かっているときに多く見られる姿勢です。

この姿勢では、首や肩、そして腰に負担がかかりやすくなります。長時間のパソコン作業や料理などで前屈みになることがあります。

対策としてはデスクの高さや椅子の位置を調整し、モニターを目の高さに合わせると、前屈みを防ぐことができます。

3.骨盤が後ろに倒れた座り方

椅子に座るとき、骨盤が後ろに倒れた状態で座ることがあります。背中が丸くなり、腰が椅子から離れてしまう姿勢です。この姿勢は、腰椎にかかる負担が増し、腰痛を引き起こしやすくなります。

対策としては骨盤を立てて座り、腰を椅子の背もたれにしっかりと寄せることで、腰への負担を軽減できます。

4.片足に重心をかけた立ち姿勢

立っているときに片足に体重をかける癖があると、骨盤が傾き、腰に負担がかかります。この姿勢は、長時間続けると腰の筋肉が片側に偏って緊張し、痛みを引き起こす原因となります。

対策としては両足に均等に体重をかけ、まっすぐに立つことを意識することが大切です。

5.足を組んで座る

座るときに足を組む姿勢は、骨盤が歪み、腰に不均等な負担がかかる原因となります。足を組むことで骨盤が片側に傾き、長時間続けると腰や背中に歪みが生じ、腰痛につながることがあります。

対策としては足を組まず、両足を床に平行に置いて座るよう心掛けましょう。

6.過度に反った姿勢

反り腰は、腰を過度に反らせた姿勢で、背中が引っ張られる一方で、腰にも大きな負担がかかります。立ち姿勢の際に骨盤が前に傾きすぎている場合、注意です!

対策としては骨盤をニュートラルな位置に保ち、お腹を引っ込めてお尻を引き締めて姿勢を支えるようにしましょう。


腰痛を防ぐための正しい姿勢

腰痛を防ぐための正しい姿勢は次のとおりです。

  • 腰痛にならない椅子の座り方
  • 腰痛にならない立ち方
  • 腰痛にならない寝方

以下に解説します。

腰痛にならない椅子の座り方

  1. 椅子の高さを調整し、膝と腰の角度が90度から100度になるようにします。膝が腰よりも高くなると、骨盤が後ろに倒れてしまい、腰に負担がかかるので注意。
  2. 椅子に坐骨を立て深く座り、腰をしっかりと背もたれに寄せます。背中が丸まらないように、背筋を伸ばすことが大切です。腰を支えるクッションがあると良いでしょう。
  3. 足は床に平行につけ、膝が90度になるようにします。足が床に届かない場合は、足置き(フットレスト)を使うと良いでしょう。

腰痛にならない立ち方

  1. 立つときは、頭から踵までが一直線になるように意識します。背中を丸めたり、反り返ったりしないようにしましょう。
  2. 頭は肩の真上にまっすぐに乗せるようにします。顎を引いて、視線は水平に保つように意識しましょう。
  3. 両肩を軽く後ろに引き、リラックスした状態にします。肩が上がってしまうと、首や背中に緊張が生じやすくなります。
  4. 骨盤をまっすぐに保ち、前後に傾かないようにします。骨盤が前に傾く「反り腰」や、後ろに傾く「骨盤後傾」は、どちらも腰に負担をかけるので注意。
  5. 足は肩幅程度に広げ、左右均等に体重をかけるようにします。両足にバランスよく体重を分散させることで、腰への負担を軽減できます。
  6. 膝は軽く曲げ、ロックさせないようにします。膝を真っ直ぐに伸ばしきると、腰に負担がかかりやすくなるため、少し曲げて衝撃を吸収する姿勢を保つと良いです。

腰痛にならない寝方

  1. 仰向けで寝ることは、腰痛を予防するために最も理想的な姿勢です。背骨全体が均等にサポートされ、自然なカーブを保つことができるため、腰に余計な負担がかかりませんまた、膝の下に小さなクッションや枕を置くと、腰椎が自然な形でサポートされ、腰への圧力を軽減できます。
  2. 横向きで寝るのも腰痛予防には効果的な姿勢です。ただし枕は頭が肩と同じ高さにし、 腰や背中が曲がらないように、背骨をまっすぐ保つことを意識します。特に、胎児のように丸まって寝ると、背骨が不自然なカーブになり、腰に負担がかかることがあるので注意しましょう。
  3. 膝の間にクッションや枕を挟むことで、骨盤と背骨の位置を整え、腰にかかる負担を軽減できます。

腰痛を解消するための簡単なストレッチとエクササイズ

腰痛を解消するための簡単なストレッチとエクササイズは次のとおりです。

  • 膝抱えストレッチで腰の緊張を取る
  • キャット&カウストレッチ(猫と牛のポーズ)で背骨の柔軟性を高める
  • 腰回しストレッチで骨盤の周りの筋肉を緩める
  • ハムストリングストレッチで腰の負担を軽減
  • ヒップスラストでお尻、背中、腹筋を強化し腰痛を予防

1.膝抱えストレッチで腰の緊張を取る

やり方

1.仰向けに寝て、両膝を揃えて立てます。

2.両手で片膝を抱え、胸に引き寄せます。

3.そのまま20〜30秒間キープ。

4.反対側の膝も同様に行います。

5.両膝を一緒に抱えて、同様に20〜30秒キープするのも効果的です。

2.キャット&カウストレッチで背骨の柔軟性を高める

やり方

・四つん這いの状態で、手は肩の真下、膝は腰の真下に置きます。

1.キャットポーズ: 息を吐きながら、背中を丸め、頭を下げます。お腹を引き込み、腰をしっかりと伸ばします。

2.カウポーズ: 息を吸いながら、背中を反らせ、頭を上げます。腰を反らせるようにして、背中を優しく伸ばします。これを5〜10回繰り返します。

3.腰回しストレッチで骨盤の周りの筋肉を緩める

やり方

1.仰向けに寝て、両膝を立てます。

2.両膝を揃えたまま、息を吐きながらゆっくりと左右に倒します。

左右それぞれで5〜10秒キープします。これを10回繰り返します。

4.ハムストリングストレッチで腰の負担を軽減

やり方

1.仰向けに寝て、片足をまっすぐ天井に向けて持ち上げます。

2.両手で太ももまたはふくらはぎをつかみ、足を軽く引き寄せながらストレッチします。

3.膝を伸ばし、ハムストリングスが伸びているのを感じながら20〜30秒キープします。

4.反対側も同様に行います。

5.ヒップスラストでお尻、背中、腹筋を強化し腰痛を予防

やり方

1.仰向けに寝て、両膝を立てます。

2.お尻を持ち上げ身体が一直線になるようにし30秒キープします。

これらのエクササイズは、自宅で簡単にできるので、毎日のルーチンに取り入れてみてください

下記の記事でも腰痛に対するストレッチやストレッチポールを使ったエクササイズがありますのでご参照ください

まとめ

腰痛に悩んでいる方は、まずは姿勢を見直し、日々の改善を心がけましょう。 正しい姿勢を習慣化することで、腰痛が軽減されます。また、正しいエクササイズを取り入れることで、腰痛の予防・改善も期待できます。今日から少しずつ取り組んで、腰痛のない快適な生活を目指しましょう

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次